アナログからデジタルへ

もはや時代遅れの話題だが・・
音楽も写真も映画もビデオも、それらほとんどの記録ものは0か1の数字の列に置き換えることが出来、それらはデジタルデータとして記録される。そのデータを記録する入れ物は日進月歩、驚異的なスピードで小さくなっていく。
テープやレコードなど機械的不安定要素満載、悪戦苦闘のアナログ時代をレコーディングスタジオの現場で戦った僕にとって、今は、そんな記録にまつわる心配などほとんどしなくていい“夢の時代”だ。アナログ時代は“本物の悪夢”でよくうなされたものだ。
そんな時代となって、捨てるわけにもいかず、長いこと放っておいた我が記録ビデオをこの度ようやくデジタル化した。大きなVHSテープから小さなハードディスクへデータをコピー。そして晴れてテープとビデオデッキはお役御免に。
<右下がハードディスク。左のVHSの中身が全部入って、まだまだ余裕あり>

・・これからもこれらデジタルの入れ物はさらに小さく、さらに大容量となっていくんだろう。
「あれ!どこに行っちゃったんだろう?・・」
もしも無くしてしまったら、データが消えてしまったら、バックアップも無かったら・・過去は記憶のみ・・コワイ時代だ。
(VHSテープ・・捨てるに捨てられないでいる)

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