リクエストのこと

ytoma2008-08-03

先日の御徒町駅でのストリート。相変わらず、立ち止まってくれる人は数少ないけれど・・一人のおばさまからリクエストを頂いた。「思い出のサンフランシスコ」・・ヘー、シャレてるなー・・。ほとんどやったことはなかったが、ハイ分かりました、喜んで!〜
一応ちゃんと出来ました。おばさまも大喜び。
私の主人はアメリカ人で、いつでも、どこでも、この曲を歌っていたの・・。え!ご主人がアメリカ人・・で、もうおられないんですか?・・もう15年も前に亡くなりました。え、そんなにお若くして?・・いえ、私だって、今はもう78才ですよ・・え、そ、そんな・・見えませんよー・・等々のやり取りがありました。とても喜んで頂き、投げ銭も頂き、ありがとうございました。うれしいことです。
さて、ここでリクエストについて少々考察。お客さんからリクエストを受けたとき、知らなかったり演奏出来ない場合は断るしかないが、旺盛なるサービス精神のもと、あんまり自信がなくても演奏を強行しようとするとき、万が一、しくじったらその責任は誰にあるのか?「分かりました、演奏します。」とだけ言って全面的に請け負ってしまえば、やはり演奏する側にあるんだろうけど、そのあとに「でもあんまり演奏してないので、間違ったらゴメンナサイ」などと付け足せば、何かあっても”両成敗”となるんでしょうか。要するにコミュニケーションのとれた信頼関係があれば、お互いリラックス、クレームもなし。演奏も聞く方も一生懸命だけど、少々無責任にお互いハッピー!というのはいいですね。もちろん大好きな曲をリクエスト頂いた時などは、最高の幸せ気分、力も入ります!
「リクエスト」がもたらすあたたかなコミュニケーション。むずかしさもありますが、一方通行の主張だけでない“リクエストタイム”があるというのも楽しいものですね。

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