ラジオタイム


僕は普段ラジオを聞かない。テレビも見ない。だから今何が流行っているのか、話題になっているのか、新聞以外の情報はほとんど入らない。そんな中、ラジオを聞くしかない、貴重な時間が少しだけある。それはアイロンがけとハンダ付の時。
僕は時々アイロンをかける。アイロンがけは手作業だから、耳の方はヒマである。(しわが残っても、逆に新たなしわが出来ようとも気にしない、いい加減なアイロンがけである)

そしてもう一つはハンダ付。ハンダ付は昔から結構楽しめて、オーディオケーブル作りなどは、黙々と心静かに取り組む。注意力はいるが、やはり耳の方は空いている。
そして、この時間になると迷わずラジオのスイッチを入れる。僕にとっては何もかもが新鮮で珍しい世界。しかし一生懸命聞いても、人の名前はじめ、何にも分からない。賑やかに次から次へと流れるおしゃべりと音楽。それらを流し聞きして、最近の流行り、動向、雰囲気,などが多少でも感じられればいい、と割り切るしかない。作業が終わり、ラジオを切って、もとの静寂に戻ると、「いつの時代も人間そんなに違わないな・・」と言う少しの安堵感と「やっぱり何だかよく分からん!」で終わる。
新たなことを、知る、覚える、ということは、繰り返し聞く、見る、体感する、学習する、ということが重要なんだろう。月に一度程度、ほんの少々のアイロンがけやハンダ付では最近の流行など分かる訳も無し。
ところで“You Tube”は音楽情報の入手手段として効率抜群!最近良くお世話になっているが、本当にスゴイ世の中になったものだ!

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