今時のサックス事情

この寒い時期、ストリートで2本のサックスを持ち替えて吹く、というのは少し無理がある。というのは温めないとすぐ音程が下がってしまうがらだ。太陽で温めようと、ひなたぼっこさせるが、それでも効果はほとんどない。持ち替えた時は毎度、寂しー気持ちになる。温まるまでゴメンナサイ!

どうして気温が下がるとピッチも下がるのか?今までは「そんなの常識じゃん」程度にしか考えていなかったが、改めて意識したら急に気になり出して、これを書いてる最中にもネットで調べたら、正解がありました!
「気温によりピッチがずれる主な要因は、音速の変化です。音波では、常に 振動数=音速÷音の波長 という関係が成り立っています。音の波長は管の状態で決まりますから、温度での変化は無いものとして大丈夫です。また、気温がt(℃)のときの音速は、だいたい331.5+0.6t(m/s)です。」

金属は寒いと収縮、熱ければ伸びる。「だからだよ」なんて生半可な知識でそう思ってたら、実は逆で伸びた方がピッチは下がるはず・・でそれは全く関係なかった。そして正解は上記の通りだった。気温で音速は変化するんだ!
30℃で440Hzに合わせたとして、20℃で432Hz(-30セント)、10℃ならなんと425Hz(-60.5セント)とドンドン下がる!
半音で100セントだから、20度以上違えば半音近く下がってしまうことになる。吹いている時は体温に近くて多分30℃以上に温まり、放っておくと太陽に当てていても管内の温度が10℃を下回れば半音近くすぐ下がるということだ。なるほど・・勉強になりました! m(_'''_)m

冬場のサックス持ち替え演奏は無理がある・・
でもそこを押し切って気合いでガンバル!!理屈なんていい!・・とは言えないが。
まあ、見た目がキラキラしてるから、吹かないで置いとくだけ、っていうんでもいいよね・・
しかし寒いっす!

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1/13 のサックス時間:1時間50分(12,403歩 \(^o^)/ )
昨日 のサックス時間:60分  (10,514歩  (^o^) )

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