ボルト(Bolt)の日


ジャマイカウサイン・ボルトがベルリンで100メートル9秒58という驚異の世界記録を作った日、たまたま犬が主役の「ボルト」というディズニーのCGアニメ映画を見た。後で知って、ちょっと面白かったが、「ボルトの縁」・・世の中に偶然はない、というから何かつながりがあるのかも?と、ちょっと考えてみた・・
答えは「進化あるのみ、やれば出来る!」ということか。

人間ボルトの出した世界記録は、今までの常識からすれば、とても人間業とは思えない数字なのだろうが、凄まじい迫力とともに、あっさり達成されてしまった。
人間が肉体の極限に挑む、記録に挑戦し続けるというのは、一体いつまで続くのだろう。永遠に記録を塗り替えられるとすれば、最後には100メートルは限りなく0秒に近づく、ということになるが、そんなことはあり得ないから、ここら辺が限界、という所があるはずだ。それが9秒台か、8秒台か分からないが、実に興味深いところだ。

さて、映画「ボルト」の方は、前回ブログの「ウォーリー」と同様、アップルの関連会社ピクサー社がCG制作を担当しているが、僕にとって、その映像はただただスゴイ!につきる。ノリに乗って作っている!という感じ。CGといってもほとんど実写と変わらない。登場する、イヌや人をみて、初めて、CGなんだ、と納得する。細かいことは分からないが、大変な進化を遂げつつあるのだろう。とにかく何もかもがリアルだ。そしてCGならではの超絶表現も満載。人の知恵はここまで進化した。そしてこれからも、ますます進化して行く。現代の総デジタル化、ソフトウエア化とはそういうものだと思う。そして先の限界などまだまだ全然見えない。どこまで行くんだろう?行ってしまうんだろう?という期待にやはり興奮してしまう。
ストーリーはディズニーらしく、人間臭く、洗練されていて愛に満ちた温かい作品。このテーマは永遠に変わることはないだろう。
ストーリーの展開は「ウォーリー」と同様、少々早く、僕のアタマが追いつくのは大変だったが・・。

ところで前回「ウォーリー」を見た時の、切符売り場での、“もじもじ感じ”はもうない。最近は「シニアでお願いします!」と堂々と言えるようになった。こちらの進化も頼もしい。
シニア1000円也!は本当にありがたい。これまでの人生の中で、躊躇なく、今一番頻繁に映画を見ている、と思われる。
肉体も知恵も、進化し続ける人類は本当に素晴らしい!楽しい!

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