イントロ


世田谷線の踏切にて。
警報音が鳴り始めて、4拍子で約4小節数えると遮断機がおり始めるということに気付いた。”カンカンカンカン”というヤツを4回聞く、ということだ。長年ジャズ系の音楽をやっていると、身体で感じる小節の単位が4小節とか8小節単位の割り切れる数になっている。自然で生理的な周期、とでも言うのだろうか、聴くとはなしに聞こえるリズムも思わずそんな周期でくくってしまう癖がついている。突然なり出す“カンカン・・”にも、自動的にカウントを始めてしまい、テーマに入るためのイントロダクションとなる。この場合、ちゃんと4小節単位でなくては困る・・なんて思いながら、何となく踏切の動きを見ていたらちゃんと4小節して遮断機が降り始めた。よろしい!・・気持ちよい!!
この”カンカン・・”音楽担当者がいて決めた訳ではないだろうが、微妙な心遣いを感じる・・なんて思うのは僕だけか。

4小節、というのは、やや余裕があって、心の準備のためにちょうど良い小節数かもしれない。
この際だから、とイントロ時間をストップウォッチで計測、で約9秒。”カンカン・・”のテンポはおよそ105であった。自分の「ヒマさ」に呆れた!(計測は西太子堂駅付近。踏切により微妙なテンポのズレがあります。また世田谷線以外のイントロ状況は確認しておりません)

最も身近な4小節単位、に気がついた!
NHKのラジオ体操は、イントロも含めて全て4小節単位である。

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