スズメの神業


運動場などを囲っている金網で出来たフェンス。人間様が近づいてくるのを察知してスズメが逃げる時、この金網の穴を迷いもせず、ぶつかりもせず、アッという間に通り抜けて行く。
どういう能力なのかと、ひたすら感心してしまう。一直線に金網に向かい、穴のところで一瞬停止、すぐ反対側に飛び立つ。目にもとまらぬ早業だが絶対に失敗がない。金網の穴の大きさも、丁度スズメが抜けられる程のサイズ。「ありゃ、こいつ失敗しちゃってんの・・」なんて面白いことには絶対ならない。普通のこととして実に自然に通過して行く。
地球の生き物はそれぞれの役割において完璧である!とつくづく思う。スズメにも、畏敬の念を払わざるを得ない!
でも、スズメにはサックスは吹けない。僕は失敗しながらでもサックスを吹く。

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