最後の道

ytoma2008-06-05

朝のジョギングでよく通る道。別にコースに定めている訳ではないけれど、何故か惹かれてしまう昔ながらの一本の小道。
土がむき出しで砂利も入らず、雨が降ると水たまりがぬかるんで、通り抜けるのに山道のようにちょっと一苦労。脇を世田谷線が走る、時代に取り残された未舗装のわずか20メートルばかりの細道。
いつの頃からこういう道が無くなったんだろう。昔はどこもこんな道ばかり。雨が降ればグシャグシャになって長靴がなければ歩けなかった。車が泥が跳ね,逃げ回りながら歩いた道。舗装されている!ということがとっても贅沢だった時代がつい最近まであった。
今では長靴すらほとんど必要としない、舗装され洗練された道ばかり。それが当り前になって久しい。若い人達には昔の道など想像もできないだろう。
一本ぐらい残っていてもいいじゃないか。ずっとこのままにしておいて、皆もここを雨の日に歩いてみて。いかに今の東京が、日本が、世界が(温暖化という問題を発生させながらも)素晴らしく住み易い世界となっているのか分かるから。人には優しくなっているかが分かるから。昔の記憶を、そして今の恵みを、しっかり思い起こして、次なる世界、ユートピアを築いて行かないとね!(今回は結論だけいつの間にか大袈裟になってしまいました)
向こうにそびえるは三軒茶屋キャロットタワー」、26階の展望台(無料)はなかなか素敵ですよ!

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