パン屋さん

ytoma2008-09-05

<どうしても料理を美味しくつくれない人種がある。その名を不精者という>北大路魯山人朝日新聞天声人語”より)
朝昼兼用の僕の昼食、パン食が多いが、不精者ゆえ、よほどの決心でもしないと、簡単な用意さえ、なかなかする気が起こらない。そして、ついつい近所のパン屋さんからすぐ食べられる調理パンを買って来てしまう。
ただ、さすがにコンビニの棚に並んでいるサンドイッチなどは、緊急時はともかく、遠慮させてもらうことが多く、気持ちに余裕のあるときは必ず行きつけのパン屋さんに行く。
そこのパンはどれも皆息づいている。一つ一つが僕を食べたら美味しいよ、と言っている。で、どれを食べても美味しい、素朴で安心感がある、体が冷えない、心が温まる。その秘密は、作っている人とお客さんの距離がとっても近くて、心が伝わるから。レジの脇の作業台で、エプロンをしたご婦人が材料を並べてせっせと作っている。パンは隣部屋の工房で(たぶん)ご主人がせっせと焼いている。要するに全てライブなのだ。愛が沢山のライブはパンでも音楽でもうまいのだ!生きているのだ!
北沢川緑道に面した「藤屋」にはいつもそのライブに参加するお客さんがいる。午後時間を外して行くと売り切れて、なんにも無い!ことがある。

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